朝起きたら無意識のうちに両腕が上がった「バンザイ」の状態になっていて、肩や腕に痛みを感じるといった経験はありませんか?
ベッドに入ったときはちゃんと腕を下ろしていたはずなのに気付けば手・腕を上げて寝ていたという状態は一般的に「バンザイ寝」と呼ばれ、様々な身体の不調が原因となって寝相に現れているのです。
そこでこの記事では、「手・腕を挙げて寝てしまう原因」や「バンザイ寝の改善方法」についてご紹介します。
バンザイ寝の改善方法と合わせて取り入れてもらいたいストレッチについても解説しているので、是非最後までご覧ください!
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手や腕を上げて寝てしまうのはなぜ?大人がバンザイ寝をしてしまうワケ
「バンザイ寝」は、手・腕を上げている寝相のことを指します。
赤ちゃんが眠っているときによく見かける寝相で、のびのびとリラックスして眠っているようにも見える体制ですよね。
赤ちゃんや小さな子供がバンザイ寝をしても特に大きな問題はありませんが、大人がこの姿勢で眠っている時は身体に不調があるのかもしれません。
手・腕を上げる『バンザイ寝』の原因①|肩・肩甲骨周りの筋肉のこり
私たち人間は眠っている時に無意識に寝返りをうちますが、頻繁に寝返りをうったり寝相が悪かったりすると眠っていても肩などに疲れや違和感を覚えるようになります。
中でも首・肩こりがひどい場合は、肩の負荷を抑えようと腕を上げるようにして寝ることがあるのです。
バンザイ寝は肩甲骨周辺の筋肉を一時的に緩めてくれたり胸が開いて呼吸しやすくなったりするため、楽に感じやすい姿勢と言えます。
手・腕を上げる『バンザイ寝』の原因②|背中周りの筋肉のこり
背中まわりの筋肉がこっていることが、バンザイ寝の原因とも言われています。
近年ではデスクワークをする方が増えており、長時間のパソコンやスマホの操作で肩回りの筋肉が凝り固まった状態になっています。
長時間デスクワークをした後に腕を天井に向かって伸ばすと、首や肩・背中の筋肉が伸びて気持ちがいいですよね。
バンザイ寝はこのような肩のこりや背中の疲れが解消されていないまま眠ってしまい、寝ているときに楽な姿勢を求めた寝相であることも多いようです。
長時間の座り作業やデスクワークの肩こりについての詳しい内容は下記の記事で紹介しています。
手・腕を上げる『バンザイ寝』の原因③|身体に合わない寝具を使っている
普段の体の疲れだけでなく、身体に合わない寝具を使っていることもバンザイ寝の原因の1つとされています。
使用しているマットレスや枕などが身体に合っておらず、無意識のうちに楽な姿勢を探してバンザイ寝をしてしまうのです。
例えば、低反発や柔らかいマットレスを使っていて腰や背中が深く沈んでしまうことで腰や背中に負荷がかかり、その負荷を軽減しようとしてバンザイをした状態で寝ることがあります。
手や腕を上げる『バンザイ寝』を治さずに続けてしまうリスク
手や腕を上げて寝る「バンザイ寝」は、肩や首・背中のこりなどが原因ということが分かりました。
しかし、バンザイ寝をすると肩が首のコリが解消されるどころか血行不良などによってますます筋肉が固くまってしまうため、より状態が悪くなってしまうと言われています。
バンザイ寝が引き起こすリスク①|血行不良・身体の冷え
バンザイで眠っていると指先まで血が巡りにくくなってしまい、身体の冷えや肩こり・首こりを悪化させることにも繋がります。
起きたときに手の先が痺れていたり痛くて動かせなかったりする場合もあり、バンザイ寝が癖になっている方は対策する必要があります。
もともとバンザイ寝は肩や手が布団の外に出る形になるため上半身が冷えやすく、同じ格好で寝続けることで血行不良が起こり身体が冷えやすくなります。
こうした冷えや血行不良を作らないためにも、普段の疲労を癒してバンザイ寝を改善してあげないといけません。
肩こりと冷えの関係性を深堀した内容はこちらの記事をみてみてください!
バンザイ寝が引き起こすリスク②|疲れが取れない
本来ならば眠っている間に疲れが取れるはずなのですが、バンザイ寝をしてしまうことで逆に身体が疲れてしまうこともあります。
バンザイをしているので通常よりも寝返りを打ちにくくなり、長時間同じ姿勢で眠っていると体に疲労が溜まりやすくなるためです。
「寝ても寝ても疲れが取れない」「なんだか肩や首が痛い」という方は、もしかしたら無意識のうちにバンザイ寝をしてしまっているかもしれません。
バンザイ寝が引き起こすリスク③|睡眠時無呼吸症候群
手・腕を上げて寝ることで、顎が圧迫されてしまい気道が狭まることがあります。
気道が狭まると呼吸がしづらくなるため、場合によっては「睡眠時無呼吸症候群」を引き起こすリスクにも発展するでしょう。
睡眠時無呼吸症候群になると熟睡することができなくなるため、疲れが取れにくくなり日中の眠気や集中力が続かなくなり仕事や運転にも支障をきたす恐れがあります。
手や腕を上げる『バンザイ寝』を改善する方法は?具体的な解消法4選
先述したように、手や腕を上げて寝る「バンザイ寝」は様々な問題を引き起こす原因になります。
何も対策をせずにバンザイ寝を続けていると、肩こりなどを悪化させる恐れがあるので放置は禁物です。
では、バンザイ寝の対策方法についてどういったものがあるのかご紹介していきます。
バンザイ寝の対策方法①|身体に合ったマットレスに買い替える
バンザイ寝の対策方法としては、まず睡眠環境を見直すことから始めましょう。
バンザイ寝は肩や首・背中のこりなどが原因の1つですが、たとえこりが解消されても寝具が身体に合っていなければ同じことを繰り返してしまいます。
まずは背中や腰に負担のかからない寝具を用意するなど睡眠環境を整えることが大切です。
基本的には腰が沈みすぎない固めのマットレスを選ぶことをおすすめします。
バンザイ寝の対策方法②|肩・首・背中・腰などのこりをほぐす
首や肩のこりはストレッチによってほぐすことができるため、お風呂上がりや夜寝る前に軽くストレッチしてみるとよいでしょう。
ストレッチを習慣化することでバンザイ寝の対策になるだけでなく肩こりなどの解消にもつながり、ダイエット効果も期待できますよ。
バンザイ寝の対策方法③|湯船に浸かって血行不良を改善
湯船に浸かり身体を温めることで、バンザイ寝による「冷え」や「血行不良」を改善することができます。
とはいえ「熱すぎるお湯」を使用するとかえって筋肉が緊張状態になり睡眠の質が落ちる可能性があるため、ぬるめの湯船で身体巡りを良くしてこりを改善しましょう。
バンザイ寝の対策方法④|整体院に通って肩こりなどを解消する
自分1人ではどうしようもないという方は、整体院に通って肩こりや背骨の歪みを解消してもらうとよいでしょう。
適切なアプローチの仕方で肩や首のこりをほぐしてもらうことで、眠っているときに腕を上げてしまうのを防ぐことが可能です。
また背骨を矯正することで胸が開く呼吸がしやすくなり、手・腕を上げて寝ることもしなくて済むでしょう。
寝具を買い替えたりストレッチしたりしても解消されない方は、整体院に相談してみてください。
バンザイ寝による肩こりを楽にする簡単ストレッチ
バンザイ寝を改善する方法をご紹介しましたが、上述した改善方法と一緒に行ってもらいたいストレッチがあります。
バンザイ寝でこりやすい「肩」や「背中」のストレッチを行うことでより早く解消できるため、是非取り入れてみてください。
身体のこりを楽にするストレッチ①|肩・肩甲骨をほぐす
肩周りや肩甲骨のストレッチで、指先を肩につけながら腕を回していく動作を行い肩回りをほぐしていきます。
②息をゆっくり吸いながら合わせた両肘を真上に上げる(両肘は離れても大丈夫です)
③胸を開くイメージで肘を開く
バンザイ寝で寝てしまっている場合は特に肩回りや肩甲骨がこっている可能性があるため、肩こりを改善するストレッチを重点的に行うようにしましょう。
バンザイ寝を楽にするストレッチ②|背中をほぐす
背中を伸ばすストレッチとして「猫のポーズ」をご紹介します。
ヨガのポーズで人気のあるポーズであるため、ご存じの方も多いストレッチですね。
②息を吐きつつお腹を見ながら背中を丸める
③そのまま深呼吸をしながら30秒間キープ
④今度は息を吸いながら背中を反り、目線は斜め上を向く
⑤そのまま深呼吸をしながら30秒間キープ
この猫のポーズは基礎代謝の向上が期待できるストレッチであるため、無理のない程度に毎日続けることで背中のこりや肩こりだけでなくダイエット効果も望めます。
手や腕を上げる「バンザイ寝」の原因や解消法・改善方法|まとめ
手や腕を上げて寝る『バンザイ寝』の原因は、主に「首・肩・背中・腰」などのこりや合わない寝具を使っていることなどが挙げられます。
バンザイ寝は、そうした身体のこりをやわらげるために無意識に行なってしまうケースが多くなっています。
しかしバンザイ寝を続けていると肩こりの悪化にもつながりますので、放置せずしっかりと対策することが必要です。
寝具を買い替えたりストレッチを行うことで対策になりますが、それでも解決しない可能性もあるでしょう。
そういった時は整体院に相談して適切な施術を受けて、肩こりや身体の歪みを改善してバンザイ寝の改善をしましょう!
まずは、お近くの整体院を探してみてはいかがでしょうか?