最近では、デスクワークやテレワークによって座って仕事をする方が増加傾向にありますが、長時間座り仕事をしていると足のむくみや疲れが起こりやすくなります。
足のむくみや疲れが生じると見た目や洋服を着るときにも支障を来しますし、健康面でもさまざまな影響が起こりうるため解消するための対策が必要です。
そこでこの記事では、デスクワークで足のむくみ・疲れが起こる原因と解消方法についてご紹介していきます。
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デスクワークで足のむくみ・疲れが起こる原因とは?
デスクワークをしていて長時間座りっぱなしでいると、足のむくみや疲れを感じてしんどく感じるときがありますが、これにはどういった原因があるのでしょうか?
デスクワークによる足のむくみ・疲れとしては、主に以下のような原因が考えられます。
では、それぞれの原因について、詳しく確認していきましょう。
足のむくみ・疲れの原因①ふくらはぎの筋肉が使われないから
ふくらはぎの筋肉は、足の血液を押し上げるポンプ機能があり「第二の心臓」とも呼ばれています。
デスクワークをしている間は、基本的に座りっぱなしになるため、ふくらはぎの筋肉が使われずポンプ機能が作動せず血流が滞ってしまうのです。
心臓から遠い位置にある足は、特に血流が悪くなりやすく滞留しやすいために血液や老廃物が溜まり足のむくみが発生します。
足のむくみや疲れを解消するためには、ふくらはぎの筋肉が持つポンプ機能が必要不可欠なのです。
足のむくみ・疲れの原因②下半身が圧迫されて血流が悪くなるから
デスクワークで足のむくみ・疲れが起こる原因としては、長時間座りっぱなしで仕事をするため、お尻や太ももなど下半身が圧迫されて血流が悪くなることも考えられます。
座っている間は、体重のほとんどが座面によって支えられることになるので、座りっぱなしでいると下半身の血流が滞ってしまうのです。
血流が悪くなると水分が下半身に溜まって足のむくみの原因になるので、解消するためには血流を促進する必要があります。
足のむくみ・疲れの原因③座りっぱなしでリンパの流れが滞るから
長時間のデスクワークは血流を悪化させるだけでなく、リンパの流れが滞らせることでも足のむくみや疲れを引き起こします。
リンパは、体内に溜まっている不要な老廃物や液体を回収して排泄する役割を持っているのですが、座りっぱなしでリンパの流れが滞ると老廃物などが下半身に溜まってしまいます。
特に膝の裏にはリンパ節があるため、長時間のデスクワークをしているとリンパが滞りやすく足のむくみや疲れにつながってしまうのです。
足のむくみや疲れを放置するとどうなる?
人によっては、足のむくみや疲れを感じても、そのまま放置してしまう方もいるかもしれませんが、放置しているとさまざまな問題を引き起こす可能性があるので注意しましょう。
では、足のむくみや疲れを放置するとどういった問題が起こるのか、以下で解説していきます。
下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)を引き起こす
足のむくみを長期間放置していると、「下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)」といって、脚の静脈の弁に問題が生じて脚に血液が滞留し血管が浮き出ることがあります。
下肢静脈瘤が起こっても、急に悪化したり命に影響を及ぼしたりすることはありませんが、足のむくみや疲れが慢性化することもあるので対策したいところです。
また人によっては、湿疹や潰瘍などが起きて状態が悪くなることもあるので、気になる場合は早めに病院などで相談することをおすすめします。
脂肪を溜め込んでセルライトになる
足のむくみを放置すると、下肢静脈瘤だけでなくセルライトという脂肪になることもあるので、特に女性の方にとっては避けたい問題です。
長時間座りっぱなしで足の筋力が低下すると、血液を押し戻すポンプ機能が弱くなって血液の循環が悪化し、皮膚の下に水分が過剰に染み出して滞留しむくみになります。
その水分や老廃物が脂肪細胞に吸収されることで脂肪細胞が大きくなり、やがて凸凹としたセルライトになるというメカニズムです。
デスクワークによる足のむくみ・疲れを解消する方法
日頃からデスクワークをされている方の中には、日常的に足のむくみや疲れに悩まされている方も多いと思います。
上述したように放置していると下肢静脈瘤やセルライトになることもあるため、放置せずしっかりと解消したいところです。
では、デスクワークによる足のむくみや疲れを解消するには、どのような方法があるのか確認していきましょう。
定期的に立ち上がり座りっぱなしにならない
デスクワークで足のむくみや疲れを起こさないためには、定期的に立ち上がって長時間座りっぱなしでいないようにすることが大切です。
忙しかったり仕事に集中していたりすると、気がつけば数時間座りっぱなしだったということもあると思いますが、ずっと座ったままだと足に老廃物が溜まってむくみを引き起こします。
一時間に一回立ち上がるなど自分の中でルールを決めて、長時間座りっぱなしでいないように意識しましょう。
ストレッチやマッサージを行う
デスクワークの足のむくみや疲れを解消するには、適度にストレッチやマッサージを行うのもおすすめです。
デスクから立ち上がったタイミングで軽く足踏みしたり屈伸したりするだけでも、ふくらはぎのポンプ機能が働いて足のむくみ解消や予防につながります。
なかなか立ち上がる時間を確保できないときは、座ったまま爪先を床に付けた状態でかかと上げ下げしたり足首を回したりと、かんたんな体操をするのも良いでしょう。
自宅でできるふくらはぎの簡単セルフケアについては、下記の記事で詳しくご紹介しています!
チェアなどの環境を整える
デスクワークやテレワークで使用しているチェアにこだわることによって、足のむくみ解消や予防につながる場合もあるので、今使用しているチェアを見直してみることもおすすめします。
オットマン付きのチェアであれば、足に滞留した血液を心臓に押し返す力をフォローすることができますし、メッシュ素材を使ったチェアは適度に圧力が分散されるため、下半身にかかる圧力を和らげることが可能です。
整体院に通って施術を受ける
足のむくみや疲れを解消したいけど、なかなか自分で対策することが難しい場合は、整体院に通って施術を受けてみるのも良いでしょう。
ストレッチやマッサージによって凝り固まった下半身をほぐし、滞った血流やリンパの流れを良くすることで足のむくみや疲れを取ってくれます。
他にもデスクワークをしていると、肩こりや腰痛といった問題に悩む方も多いので、足のむくみと合わせて一緒に解消してみてはいかがでしょうか。
デスクワークで足のむくみや疲れが起こる原因と解消方法まとめ
今回は、デスクワークで足のむくみや疲れが起こる原因と解消方法についてご紹介しました。
デスクワークで足のむくみ・疲れが引き起こされる原因としては、「ふくらはぎの筋肉が使われないから」「下半身が圧迫されて血流が悪くなるから」「座りっぱなしでリンパの流れが滞るから」などが考えられます。
解消するためには座りっぱなしでいることを避けて、定期的に立ち上がったり軽いストレッチや体操をしてみたりすると良いです。
もし忙しくて時間がなかったりセルフマッサージをしても良くならなかったりする場合は、整体院に通ってプロの整体師に施術してもらうことをおすすめします。
座りっぱなしで凝り固まった下半身を中心にほぐして、滞った血流やリンパの流れを良くし足のむくみや疲れを解消してくれますので、まずはお近くの整体院を検索してみてはいかがでしょうか。