話題のふくらはぎマッサージ、健康維持や部分痩せやダイエットに良いと聞いて調べてみた方は多いと思います。
実際調べてみたら「ふくらはぎマッサージはダメだ」という情報を見つけ、どっちが真相なのかと混乱したという人も多いでしょう。
ふくらはぎマッサージは、正しく行えばダメというわけではありません。
一体なぜダメだと言われたのか、ここではダメだと言われた理由と、自分で出来る簡単なセルフマッサージまで紹介していきます。
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目次
ふくらはぎの役割と機能とは?
そもそもふくらはぎには、どんな役割があるのでしょう。
ふくらはぎには重要な筋肉があり、この筋肉を動かすことで血液を心臓に送るポンプのような役割がされているのです。
ここから分かりやすく紹介していきましょう。
ふくらはぎは「第2の心臓」と呼ばれている
ふくらはぎにはポンプのような役割があり、重力によって下がってきてしまった老廃物を含む血液をふくらはぎが心臓に送り返すという重要な役割をしています。
ふくらはぎの筋肉を動かすことによって、そのポンプの役割が作動するという重要な役割を果たしているので、ふくらはぎは「第2の心臓」と呼ばれています。
重力に逆らえない人間の身体を支える、大事な機関だということですね。
ふくらはぎは全身の血流に大きく影響
全身の血液のうち70%が下半身に存在していると言われていますが、下半身の血液をふくらはぎのポンプが心臓に戻し血流を巡らせています。
ふくらはぎのポンプ機能はしっかり血液を心臓に押し戻したりする他、リンパを身体に巡らせるための役割も担っています。
リンパとは老廃物を心臓に戻す役割をしているので、しっかりリンパを流すことによって老廃物が心臓に戻り循環されます。
それらの作用を含め、ふくらはぎは全身の血流に大きく影響していると言われています。
ふくらはぎマッサージがダメだと言われる理由は?注意点を紹介
身体の中での大事な役割を担っている「ふくらはぎ」を効率よく動かすことができたら、健康面でも良い効果をもたらします。
ですが、「ふくらはぎマッサージはやってはダメ」だと言われると、不安になってしまいますよね。
ここから、ふくらはぎマッサージがダメだと言われる理由や、注意点まで含めて紹介します。
もちろんふくらはぎに傷や痛み・炎症がある人はふくらはぎマッサージは行ってはいけませんのでご注意ください。
ふくらはぎは血流が滞りやすい
ふくらはぎは体の1番下にある大きな筋肉のため、血流が滞りやすいです。
その理由はやはり重力には逆らえないのと、ふくらはぎは筋肉を動かすことによってポンプの役割が働くので同じ体勢でいたりすると血液やリンパは流れません。
そのようにふくらはぎの血液が滞ったままの状態で強くマッサージしてしまうと、血液が滞ってできた「血栓」が心臓に戻る際に肺に溢れて、最悪の場合死に関わる可能性があるため、ふくらはぎマッサージはダメだと言われています。
注意しなければいけない人①|血栓ができやすい病気を抱えている方
重症の静脈瘤や腹部大動脈瘤がある方、60歳以上の高齢の方や高血圧の方、そして生まれつき血栓ができやすい方などの病気を抱えている方は注意が必要です。
ふくらはぎをマッサージすることによって血栓がはがれて血管内を移動していき、最終的には肺にたどり着き、毛細血管が詰まる恐れがあります。
注意しなければいけない人②|妊婦さん
妊娠中は骨盤内の血管が圧迫するほか、ホルモン量の変化によって血管壁が弱くなることが要因で、下半身に静脈瘤が出来やすくなります。
そのため、ふくらはぎを強くマッサージするといった行為は控えた方が良いでしょう。
一般的に、静脈瘤の予防や対策には、弾性ストッキングの着用や、就寝時に枕を足の下に置いて足を挙上するといったことが挙げられます。
妊娠や出産に影響がないことが多いですが、少しでも気になるようでしたら妊婦検診の際にかかりつけ医に伝えるようにしましょう。
なぜふくらはぎマッサージすると良いの?メリットを解説
ふくらはぎマッサージがダメだというよりは、注意が必要だということをご紹介しました。
次は、それを踏まえてふくらはぎマッサージを行うメリットについて紹介していきます。
メリット①血流が良くなる
血液には動脈と静脈があり、動脈が酸素や栄養素を供給しやすくし、静脈は老廃物や二酸化炭素の含まれた血液を心臓に送り返して循環しています。
静脈は筋肉が動くことでうまく作動していますが、そのポンプ作用で心臓から一番遠い場所にあるのがふくらはぎです。
心臓から一番遠い場所にあるふくらはぎの筋肉を動かすことで、全身に血液を巡らせることができます。
メリット②デトックス効果で代謝アップ
ふくらはぎのポンプ作用の役割は、老廃物や二酸化炭素を血液と共に心臓に送り返すという、いわば下水道の役割です。
その結果、老廃物を体外にしっかり排出してくれることで、デトックス効果と代謝アップが期待できます。
メリット③体調不良の解消
冷えは体の大敵で、全身の血の巡りが良くなるということは体調不良の改善にもつながります。
冷えから体調不良が来ると言っても過言ではないため、ふくらはぎマッサージによって血の巡りをよくし、基礎体温を上昇させて体調不良を改善しましょう。
メリット④自律神経を整える
マッサージで血流を促すことによって、自律神経も整います。
その結果、睡眠不足や情緒不安定などイライラしやすいといった悩みも、改善されるでしょう。
メリット⑤アンチエイジング効果がある
血行を促進すると肌にツヤが出たりくすみが取れて肌トーンが明るくなったりと、肌へ嬉しい変化があります。
血行を促進することで、新陳代謝がスムーズになり細胞の生まれ変わりを促します。
最終的にはアンチエイジングに結び付き、美肌になるというわけですね。
自分で出来るふくらはぎマッサージと足首の運動を紹介
ふくらはぎマッサージは、注意するべき点が多くありますが、正しい方法でマッサージやストレッチを行うことでふくらはぎの血流をよくすることができます。
ここでは自分で出来る簡単なふくらはぎマッサージと、足首の運動を含めて紹介します。
デスクワークの最中、机の下などで簡単にできるものまで紹介しているので、是非日々の生活に生かしてください。
ふくらはぎマッサージ①膝裏まで「流す」
マッサージって聞くと、結構力を入れて行っている方は多いと思いますが、ふくらはぎにいたっては優しくさすったり軽く抑え込むだけでも血液やリンパは心臓に向かっていきます。
大切なのはマッサージで流す順番で、足首から膝裏まで優しく掌全体をふくらはぎに密着させるように流してください。
②膝裏まで老廃物を膝裏に戻すイメージで優しく流す。
③両足10回ずつ行う。
時間もかからないので、寝る前などにマッサージオイルやボディクリームでリラックス効果を高めながら定期的に行うのがおすすめです。
ふくらはぎの運動②足首を回す
仰向けに寝ころんだ状態で、足を上に伸ばしたまま足首を左右に回します。
一見地味な動きに見えますが、実際にやってみると疲れたふくらはぎには効果てきめんです。
このストレッチはゆっくり回すことで、ふくらはぎが刺激されているのがより分かりやすいです。
デスクワークの人は、座ったままでも机の下でやってみてください。
定期的に足首を回すことで足首を柔らかくして、ふくらはぎ含め血行を促進できます。
ふくらはぎの運動③足首の曲げ伸ばし
足首を回すのと同様、足首の曲げ伸ばしもふくらはぎを刺激するには効果的です。
仰向けの状態で足首を左右に回したら、次は足首の曲げ伸ばしも行いましょう。
②両足首を左回しにゆっくりと回す。
③同様に右回しも行う。
先ほどと同様足首をゆっくり回すことで、ふくらはぎの筋肉が刺激されていることが分かります。
デスクワークの方でもこっそり机の下で行えるので、おすすめです。
ふくらはぎの運動④タオルを使ったストレッチ
次は家で行うふくらはぎの運動をご紹介します。
上述でご紹介したストレッチである程度足首とふくらはぎがほぐれたのを確認したら、タオルを持ってきてください。
②仰向けになる。
③タオルの両端を手に持つ。
④足にタオルをかけて天井へと足を伸ばす。
※もう片足は床に伸ばしたまま。
⑤両足行う。
呼吸を止めずに足首を伸ばすことで、ふくらはぎと足首までよりしっかりほぐれたことが分かります。
気づいたときにこまめに行うことで、柔らかい足首とふくらはぎが保てます。
正しいふくらはぎマッサージで健康を維持しよう|まとめ
ふくらはぎマッサージについて紹介してきましたが、ふくらはぎにはたくさん大事な機能が兼ね揃えられているため、マッサージを行う際は注意が必要だということを解説しました。
特に妊婦さんや、血栓ができやすい症状を持っている方はできるだけ強くもむふくらはぎマッサージは行わないようにしましょう。
注意点さえ守れば、血行促進やアンチエイジングに至るまでふくらはぎマッサージにはメリットが豊富にあります。
ここで紹介した正しいふくらはぎマッサージで、引き締まったふくらはぎと健康維持を目指しましょう。