「ストレートネック」や「スマホ首」という姿勢の状態を知っていますか?
普段から姿勢の悪さを指摘される人の中にはこの「ストレートネック」と呼ばれる状態になっている人が多いです。
現在日本人の8割以上の人がストレートネックもしくはストレートネックの予備軍であると言われており、誰もが気を付けなければならない症状です。
今回はそんなストレートネックの原因やセルフチェックの方法、予防や改善の方法についてご紹介します。
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お近くのNAORU整体を探すストレートネックとは?
そもそもストレートネックとは、本来は緩やかなカーブを描いている首の骨がまっすぐになり頭が前に出てしまっている状態のことです。
人間の頭の重さは約4~6kgと言われており、首の骨のカーブがあることで頭の重さが分散され衝撃を和らげることができますが、このカーブがなくなりストレートネックになっていると頭の重さが分散されず首に負担がかかります。
例えば頭が15度前に傾くと首には約12㎏の負担がかかると言われており、頭の傾く角度によって負担の大きさは変わるのです。
自分がストレートネックかどうか確認するには?
ストレートネックかどうかは自分で確認することができます。
一番簡単な方法は、かかと・お尻・肩を壁に付け頭が壁から離れていないかを確認するやり方です。
この時頭が壁から離れている場合はストレートネックの可能性があります。
また横方向から全身の写真を撮り、頭の位置が体より前にある場合もストレートネックになっている可能性が高いです。
ストレートネックの原因
ストレートネックがどういう状態なのかがわかりましたが、もともと緩やかなカーブを描いていた首は一体何が原因でストレートネックになってしまうのでしょうか。
今回は主に考えられる3つの原因について解説します。
ストレートネックの原因|①スマホ・PCの長時間の操作
ストレートネックは別名「スマホ首」とも言われており、長時間スマホなどを操作することで生じやすいです。
スマホやパソコンを操作する場合は自然と頭が肩よりも前に出てしまう姿勢になることが多く、この姿勢が長く続くことで首に負担がかかり緩やかなカーブがまっすぐになってしまいます。
ストレートネックの原因|②猫背や反り腰
猫背や反り腰といった悪姿勢もストレートネックの原因です。
猫背になっていると自然と前かがみの姿勢になってしまい、首に負担がかかります。
また骨盤が前傾する反り腰は腰に負担がかかるだけでなく、首にも負担がかかる姿勢です。
ピアノを弾くなどの特殊な姿勢を続けることもストレートネックの原因となり、ストレートネックはピアニストの職業病であるとも言われています。
猫背の原因や治し方については下記の記事で詳しく解説していますので、合わせてお読みください。
⇒猫背の原因とは?治し方と効果的なストレッチをご紹介します!
ストレートネックの原因|③寝具があっていない
毎日使う寝具がストレートネックの原因かもしれません。
枕の高さが合っていないと寝ている間も常に首回りが圧迫されることになり、筋肉がこわばりストレートネックになってしまう可能性があります。
さらに柔らかすぎる布団も寝返りが自由に打てないことで体に負担がかかってしまい、結果的にストレートネックになるリスクが高まるのです。
ストレートネックが引き起こす体の不調
ストレートネックは姿勢の悪さや首への負担だけでなく様々な体の不調の原因となる場合があります。
ここではストレートネックが引き起こす代表的な体の不調について3つご紹介します。
もし体の不調で悩まれている場合は、後ほど紹介する改善方法を試したり、接骨院や整体院などで姿勢矯正などの治療を受けてみることもおすすめです。
体の不調|①肩こりや頭痛
1番多い体の不調は肩こりや首こりといった症状で、これは前述したように首周りに頭の重さがのしかかることで首周りの筋肉が固まってしまい血行不良を起こすために引き起こされます。
同様にストレートネックによって血管が圧迫されることで脳へ送られる血液の循環が悪くなり頭痛やめまいを引き起こすこともあります。
体の不調|②自律神経の乱れ
首の骨沿いには自律神経が走っていますが、これがストレートネックによる筋肉のこわばりによって自律神経が乱れ全身に倦怠感などの症状が出ることがあります。
自律神経が乱れるとイライラや不眠などの精神面への影響もあり、自律神経失調症やパニック障害、うつなどを発症するリスクも高まると言われています。
体の不調|③腕や手のしびれ
首の下部に負担がかかり、ストレートネックによる症状が慢性化してしまうと腕や手にしびれの症状が出ることもあります。
症状が悪化すると頸椎椎間板ヘルニアになってしまう可能性もあり注意が必要です。
ストレートネックの予防と改善のポイント
ストレートネックによって思いもよらない大きな体の不調につながってしまうことがわかりましたね。
ではストレートネックにならないように予防したり、なってしまった場合はどうすればよいのでしょうか?
ここでは簡単な2つのポイントをご紹介します。
ストレートネックの改善ポイント|①正しい姿勢を意識する
1つ目はストレートネックの大きな原因である姿勢の改善です。
スマホやPC操作の際はもちろん、デスクワークなど長時間同じ姿勢を続けるような時は特に正しい姿勢を心がけましょう。
仕事などやむを得ない場合以外はスマホやPCの長時間の使用は避けることも大切です。
⇒巻き肩の原因とは?スマホを見るときの姿勢に気をつけようストレートネックの改善ポイント|②ストレッチを行う
ストレートネックを改善するためには、こまめにストレッチを行うことも効果的です。
今回はおすすめのストレッチを2つご紹介します。
ストレッチ①
- 背中の後ろで肘を伸ばして腕を組み両手を下におろす
- 肩が上がらないように両手を上にあげる
- 15~30秒キープして腕や胸の筋肉を伸ばす
ストレッチ②
- 左手を頭の横側に当て首をゆっくり横に倒す
- 手の重みだけを利用して首の筋を伸ばしながら15~30秒キープ
- 左手を少し後ろ側に当てなおし首を左斜め前に倒して15~30秒キープ
- 反対も同様に行う
長時間同じ姿勢が続きそうなときは、こまめにストレッチを挟むことで首の筋肉が緊張状態になってしまうことを防ぎ、姿勢を見直すタイミングを作りましょう。
ストレートネックの原因と対策方法|まとめ
今回はストレートネックの原因やそれによって引き起こされる体の不調、改善方法についてご紹介しました。
日本人の8割以上が予備軍であるといわれるほど誰もがなる可能性のあるストレートネックですが、正しい姿勢とこまめなストレッチで予防と改善に努めましょう。
もしストレートネックによる体の不調がひどく悩まれている場合は、病院などに相談することも視野に入れてみてください。